かつて永田集落では、ウミガメが上陸する海辺で、焚き火をしながら、友と語らい、夜を過ごすことはめずらしくありませんでした。ウミガメが人の傍を通りぬけ、産卵をすることもありました。
屋久島が有名になり、永田浜もウミガメ上陸地として知られてくると、徐々に訪れる方も増えてきました。ウミガメは本来、光や人の気配に大変敏感です。真っ暗な浜辺で懐中電灯をつけたり、浜辺を歩き回ると、ウミガメは上陸を止めてしまいます。
 そこで、私たちは永田浜に訪れる方々にウミガメに対する接し方を伝え、大勢の方が浜を歩き回ることでウミガメに悪影響を与えないよう、観察会を始めました。
 観察会では、浜でウミガメを確認するスタッフからの連絡を待って、浜におりていただきます。観察するウミガメは1頭のみとさせていただき、観察会終了後はウミガメが安心して産卵できる静かな環境となるよう取り組んでいます。
 アカウミガメの子どもは、北太平洋を横断し、メキシコ沖で大きくなるといわれています。1頭のウミガメの背後にひろがる広大な海の世界を感じていただければと思います。



■観察会の流れ

1.受付
 まず、受付小屋の中で受付をします。受付時間は20:00〜20:30です。
 予約をされた方のお名前をお伝え下さい。
 また協力金のお支払いについても、このときに協力をお願いしています。
 受付を終えた方は、隣のレクチャー小屋で「永田浜ウミガメ観察ルールビデオ」をご覧いただきながら、お待ち下さい。

2.レクチャー
 20:30から始まります。
 観察会やウミガメの生態について、レクチャーを行います。

3.待機
 ウミガメは産卵が始まるまでは、非常に敏感です。ウミガメが上陸し、穴掘りに成功して、産卵態勢に入るまで、小屋周辺でお待ちいただきます。
 何時頃みられるかは、ウミガメ次第ですので、スタッフにもわかりません。時には、22時過ぎまでお待ちいただくこともあります。
 また、ウミガメの状況によっては前浜へ移動していただく場合もあります。その際は、お越しになった車やタクシーで移動していただきますので、ご了承ください。徒歩の方は、いなか浜で観察していただきます。

4.ウミガメ観察
(1)浜への移動
ウミガメが産卵を始め、観察できる状態になってからご案内します。 ほかのウミガメに影響を与えないよう誘導しますので、一列にならび、前の方に続いて進んで下さい。 このとき、ライトは案内スタッフが方向を示すために小さく灯すだけですので、足もとには十分ご注意ください。

(2)観察
 ウミガメを驚かさないよう、ウミガメの後方から観察します。まずは一列になって、数人ずつ順番に産卵の様子をご覧いただきます。 全員ご覧いただいた後、ウミガメの後方で半円形に並んで、観察いただきます。

(3)終了
 ウミガメが穴埋めを終え、カモフラージュという行為を始めてしばらくすると、観察は終了させていただきます。 案内スタッフが誘導しますので、同じように一列になって受付小屋まで戻って下さい。なお、観察途中でお帰りになりたい場合は、 案内スタッフがご案内しますので、必ずお声をかけてください。


5.解散
 受付小屋まで戻ったら解散です。前浜で観察を行った場合は、前浜の駐車場で解散となります。永田から宮之浦方面に向かう道路では、頻繁にシカが出没するので、車の運転には十分お気を付けてお帰りください。

永田ウミガメ連絡協議会
TEL:090-8768-4281   FAX:0997-45-2484
時間:午後1時〜午後5時